所蔵品詳細

矢部貞治日記 銀杏の巻

分類
著者 著者紹介
出版 読売新聞社
時代 昭和49年
所蔵番号 GD31

解説

矢部氏が逝去した後の書斎には大学ノートに記された厖大な日記が残されていた。「この日記に目をやると、単なる私的な事柄以外に、日本の命運ともいうべきものについての見解を窺わしめるものが記載の主眼となっており、近代の側面史観ともいいうるものであった。」と編者は述べる。この日記は5巻にわたり発刊された。「銀杏の巻」には昭和12年から終戦の20年までの日記が収録されている。

同窓会所蔵関係書籍

『矢部貞治日記 樺の巻』『矢部貞治日記 紅葉の巻』『矢部貞治日記 躑躅の巻』『矢部貞治日記 欧米留学時代』

(やべていじ)

略歴

鳥取一中大正9年卒 東京帝国大学法学部教授 拓殖大学総長

作者紹介

昭和時代の政治学者。鳥取県出身。明治35年11月9日生まれ。昭和14年母校東京帝大の教授となる。近衛文麿のブレーンとなり,新体制運動の原案を作成する。敗戦後東京帝大教授を辞任。30年拓殖大総長。憲法改正論をとなえた。昭和42年5月7日死去。著作に「民主主義の本質と価値」「近衛文麿」など。(1902~1967)
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