所蔵品詳細
解説
古井氏が日中問題に取り組んだ18年の回想をまとめた書物である。日中関係が最も悪化した佐藤内閣時代も、覚書交渉をするなど、孤軍奮闘の思いで、日中関係正常化に向け努力された軌跡である。
同窓会所蔵関係書籍
『政治の波浪に洗われつつ』『政界の昏迷と苦悩』『訪中所見』『国の将来のために 新安保条約を資す』『政界第八年』『厚生行政を背負う』『政界第十一年』『日中両国をつなぐ』『転機に立つ日中関係』『進歩への勇気』『山陰生れ 一政治家の人生』古井喜実 (ふるいよしみ)
略歴
一中大正9年卒 国会議員 厚生大臣・法務大臣
作者紹介
政治家。東京大学を卒業。内務省に入る。 1945年内務次官。公職追放解除後、1952年衆議院議員に当選。 1960年池田勇人内閣の厚生大臣。 1961年,「健康とイデオロギーは無関係」と自由民主党の反対を抑えてソ連から小児麻痺予防の生ワクチンの緊急輸入を決断、話題を呼んだ。また 1959年松村謙三に同行訪中して以来、日中国交回復に全力を注ぎ、覚え書貿易の維持、日中記者交換、国交正常化準備に尽力した。 1978年大平正芳内閣の法相。 1982年政界引退。(1903-1995)