所蔵品詳細
解説
澤田廉三氏は、俳号を「沙鴎」として多くの句作にも励まれた。この一書は妻の澤田美喜氏が一周忌を記念して遺句集として発刊されたものである。選考には沙鴎吟草編集委員会の4名があたり、356句を掲載している。
同窓会所蔵関係書籍
『「郷友」と澤田家の人々』『続「郷友」と澤田家の人々』沢田廉三 (さわだれんぞう)
略歴
鳥取一中明治39年卒
作者紹介
岩美郡岩美町浦富に生まれる。澤田信五・久子の二男。一高を経て東京帝大卒。外交官試験に合格し、1916年在仏大使館書記官を振り出しに、1920年ニューヨーク総領事、1938.1944年の二回にわたり外務次官。1939年駐仏大使、1943年ビルマ大使を歴任し、第一次大戦から第二次世界大戦にかけて激動期の国際外交の一線で活躍した。第二次世界大戦後は、国際連合の初代日本大使、外務省顧問、日韓会談首席代表としてその責務を果たし、外交界の長老の一人として重きをなした。1963年退官後は、鳥取県県政顧問、在東京県人会会長として郷土振興に尽力した。(1888~1970)