所蔵品詳細
解説
「医者の処方する薬だけで病いが治る訳ではない。もう一つのお薬の働きが大きいのです」。本書は、「死ぬときにはこんなお医者さんにみとられたい」と多くの人が信頼を寄せる名医が、その<もう一つのお薬>を探しながら出会う人生ドラマを通して、悩み、喜び、逡巡し思索する日々の経験を飾らぬ言葉でまとめたエッセイ集。心暖かくなり生きる力が沸き上がる好著。
同窓会所蔵関係書籍
『隔離 らいを病んだ故郷の人たち』『臨床に吹く風』『死のサークル』『病室 教室への伝言』『三月をみるー死の中の生、生の中の死』『医療と言葉』『空を見る ぬくもりのターミナルケア』『みんなのターミナルケア』『医療の現場で考えたこと』『カルテの向こうに』『病室から』『臨床という海』『やさしさ病棟』『老いと死がやってくる』『病気と家族』『野の花診療所の一日』徳永進 (とくながすすむ)
略歴
鳥取西高昭和42年卒
作者紹介
医師、ノンフィクション作家。鳥取市生まれ。鳥取県立鳥取西高等学校、京都大学医学部卒業。鳥取赤十字病院の内科医。1982年、『死の中の笑み』で講談社ノンフィクション賞受賞。83年同作品はNHKドラマ人間模様で「愛と砂丘の町」として放送された。2001年、鳥取市内にホスピスケアのある「野の花診療所」を開設。