解説

明治33年に創刊号を発刊した『鳥城』も本号「60号」をもって、終了となった。本号編集後記に述べられるように、「紙の統制」という状況が起因している。三木校長の「年頭の辞」に引き続き橋田邦彦氏による「傳統」という一文が掲載されている。この号には戦争に関する記載が多い。掲載の研究、詩、和歌、俳句を見ても戦争に関する内容ばかりとなっている。その中でも部活動の様子は克明に記載されており、当時の様子が目に浮かぶようである。