所蔵品詳細
池田仲博 (いけだなかひろ)
略歴
旧鳥取藩主
作者紹介
1877年、徳川家最後の将軍慶喜の五男として、静岡に生まれる。初名徳川博、のち池田輝博、仲博と改名。1890年、慶喜の兄で最後の鳥取藩主・池田慶徳の二男輝知の養嗣子となり、池田家を継いだ。陸士10期から、1899年歩兵少尉となり、のち中尉に昇進。第1師管軍法会議判士、中央幼年学校生徒隊中隊付などを歴任したが、1912年病気で退役。1902年から1947年まで貴族院議員となり、火曜会に所属した。水戸の血を受けて『鳥取藩史』の編纂に力を注ぎ、稿本を完成させた。1896年より様々な寄付を鳥取県に対して行い、鳥取県人の就学の利便を図った。晩年、書・俳句・絵画をよく嗜んだ。(1877~1948)