所蔵品詳細
解説
尾崎翠の代表作「第七官界彷徨」をはじめ、「こおろぎ嬢」「地下室アントンの一夜」「歩行」「アップルパイの午後」「花束」「初恋」など計17編の作品を掲載。ちくま日本文学全集50冊の一冊として刊行されたものである。
同窓会所蔵関係書籍
『尾崎翠・田中古代子・岡田美子全集』『不思議の国のララ』尾崎翠 (おさきみどり)
略歴
鳥取高女大正2年卒・補習科3年卒
作者紹介
岩井郡岩井宿に生まれる。大正8年、日本女子大学国文科に入学し、デビュー作「無風帯から」を『新潮』に発表。大学を退学した後も創作活動に取り組み、『婦人公論』や『女人藝術』など、多くの雑誌に作品や映画評論が掲載された。また、大正11年に鳥取で結成された水脈社(すいみゃくしゃ)の同人となっている。昭和7年に帰郷。その後は表立った活動を行わなかったが、独特の不思議な作風で関心を集め、近年再評価が進み多くの読者を魅了している。